20064.1
少しぐらい羽ばたいてるからって、それが鳥とは限らないだろう。
つづく
20063.31
ずいぶん昔の話なんだけど、たぶん小学校くらいのときかな、家の近くに山があって、山っていうより小山って感じの、ちょっとでかい丘みたいなそんな山があって、友達とよく登って遊んでたんです。
つづく
20063.29
彼は誰時だった。昨晩催された薪能の焼け跡が、朝露に蒸れていた。
つづく
20063.29
あの満天の星々が、私のニューロン以外の何であろうか。
つづく
20063.27
部屋でパソコンをいじっていると、キーボードに映ってモニタを滑って、小さな影が通り過ぎた。
つづく
20063.25
オタマジャクシがカエルになることを変態というが、そのオタマジャクシはカエルへの変態を頭の中だけで済ませてしまった。
つづく
20063.25
柔肌が覗いた。赤い悪魔は赤い舌を、改悛の情は城下に伏し、般若湯は桜に注ぐ。
つづく
20063.24
酒を飲んで帰ったら、郵便受けにカツオ節が入っていた。
つづく
20063.23
驚いた。最初見たときは、妙な雨だな、と思った。けれどすぐにわかった。わかった上で、何なのかわからないのだが、今朝起きて、やけに寒かったのは、このせいだったのか、とふと思った。
つづく