20064.28
こどもがお湯にあごまでつかって、百まで数えさせられるみたいに、僕はもうずいぶん昔から、星を数えずにはいられない性分だった。
つづく
20064.25
古い友人の誘いで、自分の頭蓋骨を開けてみる機会があったのでやってみた。
つづく
20064.23
大きな石柱の陰に立ち止まって、彼はふと、やってきた道をかえりみた。
つづく
20064.19
一年前のちょうど今ごろ取り逃がしたポッポちゃんが、なんとまだ部屋の中にいた。
つづく
20064.15
すこしはなれたところから、こゆびのさきほどのてんとうむしが、ぼくのはなのあなにはいっていくのがみえた。
つづく
20064.11
彼女は今にも改札の向こうに消えていくところだった。
つづく