20076.7
うたた寝をしていたら、深夜三時頃に目が覚めた。それからうたた寝をしていると四時過ぎにまた目が覚めて、うつらうつらする内に五時過ぎになって、どうもそれからうたた寝をしていたらしく朝の七時に目が覚めたとき、どこかの寺の鐘が鳴っていた。
20076.6
もしもあなたが今何も考えていないのなら、何でもいいから、何か問題を出して欲しい。そして出した問題を、自分で拾ってシャツのすそでキュッキュと磨いてパクリと齧り付いてみて欲しい。それが難しいのなら、こちらから問題を出す。なんでもいいから、「3は端数か?」という問題。これが出たとする。
20075.25
書くことがないからと言って、これまで書かずにいた大事なことを思いがけず半端な気持ちで書くというのは、何だか捨て鉢なうれしさが伴う。一所懸命に黙々と、南中を経て黄昏を得て、作り続けた砂の城を最後にどかっと蹴り崩す。
20075.15
「今日は、いい日だった。」
「僕にとってすごく…」
「緑色の…」
「キャンディ…」
そう言った人はイスラエルに行ったきり帰ってこないが、今日はともかく、明日もいい日であってほしい。