20065.23
「前にも言ったじゃない。あたしは、自分を能ある鷹だと思って、爪を隠していたいのよ」
つづく
20065.23
「おれだって伊達にきみより三年間無駄に生きてきたよ」
つづく
20065.23
「もういいよ! 誰も見てないとこで、誰の手も届かないところで、綱渡りをしてやる!」
つづく
20065.23
「あなたは偉いわ。ここまではっきりと、正確に自己分析ができるんだもの」
つづく
20065.23
遠くからでもわかる。あのイソギンチャクの足もと辺りに、心臓病のオーシャンがひろがっている。
つづく
20065.21
乾杯をしてもいいかな? 乾杯を、しようじゃないか。こんな幸せが、まさか私に降るとは!
つづく
20065.20
テレビのリモコンが効かない。換えの電池があったはずだ。
つづく
20065.19
そこには水道の蛇口がある。長い間その蛇口に触れる者はなく、最後に開かれたのがいつだったか、知る人も皆消えてしまった。
つづく
20065.19
「そう言ってしまったら、親蜘蛛の腹の子蜘蛛がポツリ『なかなかどうして腹ん中ってのはあたたかいもんだ』って言うようなもんだぜ」
つづく