20063.13
大きなテンガロンハットの男が、吟遊のつれづれに、砂漠の街角で、くたびれた哀愁にまかせて、めいっぱい張ったギターの弦を、ぴーんと爪弾いたら、
つづく
20063.12
雨がやまないね。むなもとが冷えるよ。湿度ばかり上がってくる。せっかくだから、こういう雨の日に、前々から話そうと思っていた、彼女の話をしようか。
つづく
20063.9
雨がやまないね。あしもとが冷えるよ。湿度ばかり上がってくる。せっかくだから、こういう雨の日に、前々から話そうと思っていた、カビの話をしようか。
つづく
20063.4
家に帰ったら、電気がつかない。グローランプ? 豆球? なんだかよくしらないけど、うんともすんとも光らない。こういうときのために、おれは用意してたんだ。
つづく
20063.3
派手な車が通りかかった。通りにかかるのは霧、ここはロンドンで高速は渋滞続き。
つづく