20114.4
自分の中に、自分の感覚の歴史がMacのタイムマシンのようにずらっと仕舞われていて、何かを見たとき「あ、これは十年前の感覚で再現できる」と思ったら、その何かはもう自分にとって過ぎ去ってしまった遺物だということ。
もちろんそこで懐古趣味に興じてもいいけど、たいていはテーブルの上で乾涸びたチーズを転がすように、ただ、そのように眺めるだけだ。
201011.10
何を考えていたのか、それとも何も考えていない頭にふと擦れ違ったのか、昔書いていたブログのことを思い出した。二人の友人と、名義を分かち袂を合わせ、ひと月ほど続けたはずだ。探してみたら残ってた。こういう、沈没船に絡む一切れのケルプみたいな何かまで大事にしまっておいてくれるのがインターネットというところだ。そのケルプには毒がある。
20107.25
昨日まではマトモだったのよ。そのカメラマン。でも聞いた話だから、らしいとしか言えないんだけど。だから昨日ってのもその前の日ってことね。昨日じゃないよ。あ、わかってる? で、カメラマンだから撮影でしょ。その日も撮影が始まるまではいつも通りだったの。
20107.24
いつ聞いても感動するというか、たぶん何よりも心を揺さぶられる声、それが元ちとせの声なんだけど、久々にまた昔の曲を聴いてみたら、やっぱり言い知れぬ感動が、僕の心肺を締め上げた。
20107.16
ここんとこ、このところ、ここのところ? このところ、はこのところで、ここんとこ、はここのところだから、このでもここのでもいいってことか。
こんところ、昔の文章ばっかり発掘して載っけてたんだけど、今度は、この度は、此度は、昔ミクシィをやってたころにそこに書いた文章を発掘。地層的には古生代って言うの? 中生代? 中学生時代? 中学生日記? サンサンサン、SUNのワンシーン、それはそうとして、2005年の文章です。懐かしい。と言っても覚えてない。