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20114.4
自分の中に、自分の感覚の歴史がMacのタイムマシンのようにずらっと仕舞われていて、何かを見たとき「あ、これは十年前の感覚で再現できる」と思ったら、その何かはもう自分にとって過ぎ去ってしまった遺物だということ。
もちろんそこで懐古趣味に興じてもいいけど、たいていはテーブルの上で乾涸びたチーズを転がすように、ただ、そのように眺めるだけだ。
つづく
あなたが、ある格言を見たとき。