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20069.4
埋め立て地に横たわっている。
死体はべろを出しっぱなし。
雪はその先に落ちて、
しばらくそのままで残る。
歌がもう聞こえないように、
耳には耳たぶを詰めたままで、
カッパを着た人がやって来て、
ガソリンをまいて、
火をつけて、
適度に運動して、
走っていく。
夜は来たばかりだが、
赤熱する肉体は、
もう待ちきれずにいる。
朝焼けを待っている。
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