クレアボヤンス その4

馬鹿な夢のとちゅうだ。くだらないまぼろしのつづきだ。ちょっと外に出てた隙にこれだ。これだからスライムは最悪だ。まったくもってクリアーだ。こんなにクリアなことはない。ドアを開けた瞬間にわかってよかった。一歩でも入ってたらあぶなかった。なんという明快な光景だ。最低のすばらしさだ。もう何も言うことはない。朝が来る前でよかった。こんな最悪な朝はごめんだ。もうわからないこともなくなった。もうずっと前からだいたいわかっていたんだ。信じられないくらいクリアーだ。光が当たり前のように輝いて見える。なにものに喩えたくもない。このままだ。これだ。これに違いない。すばらしい。なにもすばらしくなんてない。これを待っていたのか。なにも待ってやしない。とにかくもうここにいる必要もなくなった。かんたんなとんちだ。もうまぬがれた。まぬがれたやっほー。そしてさようなら。ふりだしにもどる。

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